JPEN
北海道の風景(宗谷岬)
Food Culture

北海道の調味料

だしの、はじまりの土地。

宗谷岬Photo: Searobin / CC BY-SA 3.0

Recommended Items

まずはこの3本北海道の調味料 全部5本

キッコーマン めんみ
北海道 / 北海道限定だし
キッコーマン めんみ
「1964年から北海道だけの一本。何に入れても、味がまとまる。」
¥1,188 / 1800ml
詳しく見る →
ベル食品 成吉思汗たれ
北海道 / 札幌たれ
ベル食品 成吉思汗たれ
「1956年から北海道の定番。ジンギスカンは、このたれで完成する。」
¥1,300 / 1L
詳しく見る →
ソラチ しゃぶしゃぶのたれ しょうゆ味
北海道 / 芦別たれ
ソラチ しゃぶしゃぶのたれ しょうゆ味
「しめのラーメンまで、これ一本。北海道のしゃぶしゃぶの定番。」
¥363 / 230g
詳しく見る →

北海道は昆布の島です。国内で採れる昆布のおよそ95%がここのもので、産地が変われば味も変わります。羅臼はコクが強く、利尻は澄んでいて、日高は柔らかく煮える。同じ昆布と呼ばれていても、育つ海が違えば別の調味料として扱ったほうがいい。

塩もそうです。日本最北の稚内では、いまも海水を煮詰めて塩を作っています。それから、羊を食べるために生まれたたれ。昆布と塩とたれ、どれも海と開拓のなかから出てきたものです。

北海道の昆布はなぜ産地で味が違うのか

昆布は育つ海の条件でまるきり性質が変わります。北海道の沿岸は、寒流の親潮が流れる太平洋側、暖流が北上する日本海側やオホーツク海、暖流と寒流がぶつかる噴火湾から津軽海峡と、場所ごとに海の性格がまるで違う。それが昆布の違いになりました。

羅臼昆布は味も香りも濃く、黄金色の濃いだしが出ます。利尻昆布は身が硬めですが、透明で塩気の利いた澄んだだしになるので、色を出したくない京料理で好まれてきたそうです。日高昆布は柔らかく煮えるため、だしを取ったあとにそのまま具として食べられます。

最初の一袋なら日高をすすめます。値段が手頃で、失敗しても煮て食べれば済むからです。羅臼は高い。170gで5,000円を超えるものもあり、毎日の味噌汁に使う昆布ではありません。だしを濁らせたくないのか、コクが欲しいのか、煮て食べたいのか。そこから逆算して産地を選べば、まず外しません。

昆布ロードと北前船

江戸時代、北前船が北海道の昆布を日本海回りで運びました。下関から瀬戸内海を通って、天下の台所と呼ばれた大阪へ。この航路は昆布ロードと呼ばれ、九州、琉球、さらに清国まで伸びていきます。

関西にだし文化が根づいたのは、この順番のせいだと言われます。上等な昆布はまず大阪で売られ、残りが江戸へ回った。だから関東では昆布だしがさほど発達しなかった、という説です。関西の淡口醤油と昆布だしの組み合わせ、富山の昆布消費量の多さ、沖縄の昆布料理。どれも航路の途中で昆布が降ろされた土地に残っています。

北海道の昆布は、この土地の味であると同時に、よその土地のだしの元でもありました。

郷土料理と調味料

石狩鍋
生鮭と野菜を味噌仕立てで煮る鍋です。鮭の脂に味噌がよく合い、仕上げにバターや酒粕を入れる家庭もあります。味付けの主役が味噌かどうかが、次の三平汁との分かれ目になります。
三平汁
塩漬けにした鮭や鰊を、大根や人参と一緒に煮た汁物です。江戸後期の記録に残る、二百年以上前からの料理だそうです。味付けは魚に含まれる塩そのもの。調味料を足さず、塩蔵魚の塩気だけで成立させます。鱈を使う塩三平、塩鮭を使う味噌三平と、地域によって呼び方も中身も変わります。
ジンギスカン
羊肉を焼いて、たれで食べる料理です。第一次大戦で羊毛が輸入しにくくなり、北海道で緬羊を飼い始めた。毛を刈ったあとの羊をどう食べるかという工夫から広まった、という経緯があります。たれに漬け込んでから焼くか、焼いてからつけるか。これは道内でも割れます。

北海道の蔵元・醸造元

北海道の、ほかの2本

この土地を掘り下げた読みもの

羅臼昆布とは:「昆布の王様」と呼ばれるだし昆布の選び方
羅臼昆布とは何かを解説。真昆布・利尻昆布と並ぶ「昆布の王様」と呼ばれる理由、濃厚な黄金だしの特徴、産地ごとのだし昆布の違いと選び方、正しいだしのとり方まで紹介します。
読む →
宗谷の塩とは?成分・製法とマグネシウム3,000mg
宗谷の塩は、北海道稚内・宗谷海峡の海底海水から作る塩です。マグネシウムは100gあたり3,000mg超と国内でも際立つ数値。読み方(そうやのしお)、加熱ドラムに吹き付ける製法、精製塩との成分の違い、買える場所と価格までまとめました。
読む →
北海道の調味料を絞り込む →