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千葉県の風景(犬吠埼灯台)
Food Culture

千葉県の調味料

利根川が運んだ、江戸の味。

犬吠埼灯台Photo: Takashi Hososhima from Tokyo, Japan / CC BY-SA 2.0

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千葉は日本有数の醤油の産地です。大豆と小麦が穫れ、行徳で塩が作られ、利根川の水運で江戸へ運べた。醸造に必要なものが一か所にそろっていました。

野田や銚子の大きな蔵が知られますが、香取のように小さな蔵が今も残る土地でもあります。関東の濃口醤油という味の基準は、この川沿いで形づくられました。今も全国の醤油の多くがこの県から出ています。

千葉の醤油は「関東の濃口」の基準を作った

千葉の醤油はいわゆる関東の濃口です。色が濃く、香りが立ち、塩気とうまみのバランスがはっきりしています。江戸の食は蕎麦つゆや煮物、佃煮など濃い味付けを好んだため、その口に合う醤油が下総で造られてきました。

そうなった理由は原料と輸送にあります。北総台地では大豆と小麦が採れ、行徳の塩田で塩が得られ、利根川と江戸川の水運で江戸まで直接運べました。夏の高温多湿で発酵が進みやすく、麹の力が強く出るのも濃口の香りを支えます。「千葉の醤油は甘い」と感じられることがありますが、これはうまみと香りが厚いことによる印象で、九州の甘口醤油のように糖分で甘くしているわけではありません。

銚子と野田で育った関東の醤油

千葉の醤油は銚子と野田の二つの町を中心に育ちました。江戸時代の初め頃から、上方から船で運ばれる下り醤油に代わって、江戸の口に合う関東の濃口醤油がこの土地で造られるようになったとされています。

大きな理由は立地でした。原料の大豆・小麦・塩が近くで手に入り、利根川と江戸川の水運で江戸まで直行できました。江戸の人口が増えるにつれて需要も膨らみ、両地の蔵は大量生産の技を磨いていきます。関東地廻り醤油と呼ばれたこの流れは、いまも千葉が全国有数の醤油生産県であることに続いています。香取のように今なお小さな蔵が残る土地もあり、県全体で醸造文化を支えています。

郷土料理と調味料

なめろう
房総の漁師料理です。アジやイワシなどの青魚を、味噌・ねぎ・生姜・大葉と一緒に包丁でたたきます。皿までなめるほどうまいことから名付けられたとされています。醤油ではなく味噌で仕立てるのが特徴です。
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千葉県の蔵元・醸造元

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